わが子を「お子様」にしてはいけない⁉
私はこれまでに1000組を超すご家族の個別相談を自宅で行ってまいりました。ご夫婦と2歳前後のお子様とお話をすることが多いのですが、大人どうしの話の最中に子どもが乱入してきたときの態度がとても気になることがあります。
一昔前であれば、大人同士が真剣な話をしているときに、子どもが乱入してくると「お父さんたちは今、大切な大人のお話をしているから、静かにしなさい!」とさとされたものです。
しかし、最近はいとも簡単に、子どもの乱入に反応し、それに対して会話を向けてしまうご家族が多いことに驚きます。それも、夫婦二人で反応するので、大人同士の話がとん挫して進まないのです。
ご夫婦ともに気づかず反応しているのを見ると、ご家庭でも万事このような、子ども中心のペースで事が運んでいるのだと推測されます。
大家族の昔であれば、年功序列がはっきりしており、食事でもなんでも、家長である父親が先で、子どもたちの中でも、年長者が一番先という順番があり、年少者はがまんする、順番を待つということが当たり前のように習慣づけされていきました。
しかし、少子化、核家族化の昨今、夫婦と子供一人の3人のコミュニティだと、親がかんたんに譲ってしまい、子ども優先の方が、スムーズに事が運ぶことが多いようです。
子どもが三角形の頂点に位置する、いわゆる お子「様」状態です!
家庭の中ではそれが通用するので、子どもはすべて自分の言い分が通用する、自分が一番先、すべての分け前は自分の物、といった錯覚を持って、外の社会で壁にぶつかることになるのです。
一人っ子、3人家族など、小さい家族構成であれば、あえて意識的にそうした順番づけをしなくてはいけないのです。父親が一番先で、君は歳が一番若いから最後だよ!といった順番づけも、あえて【戦略的】に行う必要があるのです。
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