【人工知能と経済の未来】井上智洋(ともひろ)

衝撃の将来像に、これからの子育てを考えなくてはいけないと強く感じた。

 現在のAIは、専門的で、将棋なら将棋、チェスならチェス、掃除なら掃除と「専業の人口知能」である。

しかし、今後開発される「汎用人工知能」(artificial general intelligence)AGI は、人間と同じような知的振る舞いを一通りこなす。

 

そして、2045年には、AIが人の知性を超える「シンギュラリティ」がやってくる。

<>そうすると、AGI搭載のロボットが勝手に考えて、生産活動を行うので、従業員は必要なくなる。

 

機械が勝手に富を生み出すようになれば、人間の仕事はなくなる。従業員がいない完全自動化された企業は、株主にしか富を渡さない。そうなると人類は二種類に別れる。株主かそうでないかだ。

 

これからは、子育てのプロセスの中で、「起業家精神」を養わないと、仕事に付けなくなるということである。

 

また、AIに取って代われない職業は何なんだろう?

 

機械に奪われにくい仕事 CMH

クリエイティブ系Creative (小説を書く、映画を作る、発明する、企画、研究)

マネジメント系 Management(工場、店舗、プロジェクトの管理、経営)

ホスピタリティ Hospitality(介護士、看護師、保育、インストラクタ)

バーでもレストランでも、安さが売りの店では機械が配膳して、高級店では人間が対応するということである。

私たちの子どもの将来には、こうした大変革が、過去にないスピードで起こるのです。

 

わが子に、上記のCMHのうち、どの能力を携えて社会に送り出すか?真剣に考える時が来ている。

 

とても、示唆に富んだ書籍ですので一読をおすすめします。